エッグ矢沢の世界一周ブログ

吉本興業を辞めた俺が自由気まま好き勝手に行く旅

【ラジオ愛】エッグ矢沢のオールナイトニッポンwと好きな番組について超語る【6500字】

押忍!エッグだ!

 

世界一周や海外のことをメインに書いているこのブログだが

 

今回は全く関係なさそうに思われるかもだけど

 

実は海外でもずっと楽しみに聴いていた

 

ラジオについて書いていく!

 

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なにを隠そう俺自身も吉本興業時代にニッポン放送

 

オールナイトニッポンという番組で

 

一年半パーソナリティーをやっていたこともあるのだ!

 

まぁオールナイトニッポンといってもw(ダブリュー)YouTube

 

芸人として自分でもYouTubeをやっていたが全然テレビに繋がらないと思い

 

当時、吉本の新プロジェクトアジア住みます芸人に応募していた2014年頃。

 

まだ結果は出ていなかったが多分受かっただろうなと実感していたのだが

 

そんな時に吉本時代に大変お世話になっていた社員さんに

 

ラジオパーソナリティーの話きてるけどアジア住みます芸人行くん?」

 

と言われ心が揺らぐ俺。。

 

どうせラジオなんて出たとこで。。

 

ラジオなんて根暗のオタクしか聴いてねえし。。

 

俺は最終的に売れたら海外に住みたいわけだし。。

 

そんなことを考えていると

 

オールナイトニッポンなんやけどなぁ。。」

 

と言われ

 

「えぇ!?オールナイトニッポン!?それならラジオなんて聴かない俺でも知ってるわ!!」

 

というわけでアジア住みます芸人に合格すらしていないのに、こっちから断わりをいれ

 

俺はオールナイトニッポンのパーソナリティーという大役を授かる事に。

 

YouTubeやってて良かった~と思いながら最初の打ち合わせで俺の期待は打ち砕かれることになった。

 

えぇ!?!?地上波じゃなくてYouTube版なの!?!?話が違うやんけ!!!!

 

まんまとハメられた。。

 

「誰も地上波なんて言ってないやん!!」という一言で片づけられた。。

 

今でこそ芸人がYouTubeをやるのは普通のことだが

 

自分でいうのもアレだが、俺は芸人YouTuber黎明期の当時では

 

芸人らしからぬ破天荒な企画などで、芸人が嫌われていたネットの世界で少し風穴を開けつつあり

 

吉本のプッシュもあって水面下ではあるが、そこそこ勢いがあったのだ。

 

それでも全く売れる気配がないので藁にもすがる思いで飛びついたオールナイトニッポンだったのだが

 

流石の吉本にまんまとハメられた形になった。

 

 

そんなこともありながらも、俺はオールナイトニッポン木曜パーソナリティーに就任したのだ。

 

ちなみに月曜担当は橋本環奈だったのでワンチャンあるかなという期待もあった。

 

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そしてラジオなんて全く聴いたことがなかった俺なので

 

前に車で少し聴いて面白いな~と思った

 

当時オールナイトニッポンの木曜パーソナリティーをしていた

 

ウーマンラッシュアワーさんのラジオを勉強のために聴き始めてみると大ハマりしてしまったのだ。

 

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とても失礼な言い方だが俺はラジオを聴くまでウーマンさんを特筆して面白いと思った事がなかった。

 

もちろんテレビで見かけて笑った事なんかはあるけど、全くもって好きな芸人ではなかった。

 

しかしラジオを聴いたら死ぬほど面白かった。

 

他の芸人ラジオと違い内輪ネタがなく、初見でも聴ける内容。

 

ほとんどハガキも読まず、コーナーなんかもほとんどなかったと記憶している。

 

とにかく一番の魅力は村本さんの剛速球しか投げないマシンガントークだった。

 

自分にも通じる部分がありドストライクで俺の胸にズドンと響いた。

 

猛スピードで進むトークに毒あり笑いあり、そこにポツンと咲く一凛の中川パラダイスさん

 

かなり危ない橋をコンビで絶妙にバランス良く走り抜ける疾走感に俺は痺れた。

 

マネしたつもりはないし、元々似たタイプだと勝手に思ってるけど俺は村本さんの影響を強く受けたと思う。

 

そんな村本節を聴いた俺は、自分のオールナイトニッポンも絶対に面白いものにしてやろうと気合いが入った。

 

そして始まった自分の番組も少しずつ慣れていき、少しは様になってきたかなという頃。

 

ウーマンさんの番組が1年経つので終了という事になった。

 

当時オールナイトニッポン0は1年経つと全曜日が終了するという流れがあった。

 

俺は悔しくて悔しくて正式な仕事で会うまで絶対に会わないと決めていたが

 

スタッフさんの提案もあり、自分の番組のゲストにウーマンさんをお呼びした。

 

生で聴く村本節は超絶迫力があったし、生のパラダイスさんの狂気にも圧倒された。

 

そのあとは少しだけだがウーマンさんの番組にも出させて頂き、今でもとても良く覚えている。

 

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当時の俺は勉強のためにとウーマンさん以外の芸人ラジオを一通り聴いたが、一つも刺さる番組がなかった。

 

正直いって全番組つまらなかった。

 

それは今ならわかるが、ラジオは基本的に初見の人向きには作られていない。

 

何度も聞いてお馴染みの感じというか、地元の友達とするバカ話のようなノリに似ている。

 

テレビは誰にでもわかりやすく尺の短いおもしろトークだが

 

ラジオは伝わらない人がいても仕方ない前提でダラダラと話す馬鹿トーク

 

そんな説明がシックリくるのではないかと俺は思う。

 

そして

 

話している人の人柄やバックボーンがハッキリとしていればしているほど面白くなるのがラジオだ。

 

幾ら知っている有名な芸人でもテレビとラジオでは全く違う一面を見せる。

 

だからこそ普段ラジオを聴かない人が初めて聴いても面白くないと感じるのは普通の事だと思う。

 

ウーマンさんが初見でも聴ける内容だったのは、かなり特例だったんだと今にして思う。

 

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そんなこんなでウーマンさんのラジオが終わり心にぽっかりと穴が空いた俺は

 

昔から好きだったオードリーさんのオールナイトニッポンをたまに聴くようになった。

 

オードリーさんのラジオはウーマンさんとは対照的で、おもいっきり内輪ノリだった。

 

スタッフの名前はバンバン出るはコーナーも沢山あるはで最初は馴染めなかった。

 

しかし気付くと聴く回数も増えていき毎週聴くようになっていった。

 

これは少しずつオードリーさんが作り上げた番組の空気に慣れていったという感じだと思う。

 

転校先の学校のノリに徐々に慣れていったというか

 

気付いたら乗れるようになった自転車みたいな感覚に似ている気がする。

 

オードリーさんのラジオの面白さは空気感だ。

 

同級生コンビだからこそ部室での会話という言葉がバッチリとハマる空気感。

 

ちなみにこれは例えではなくガチで若林さんは学生時代の同じ話を何度も話す。

 

まじでクソほどくだらない話だが、部室で同級生と話したら腹がちぎれるほど笑うような内容なのだ。

 

これは番組の部室のような空気感の中に俺が飲み込まれ

 

自分もオードリーさんと同級生になったかのような気持ちで聴けるからこそ最高に面白いのだと思う。

 

10年も続いている超人気ラジオなだけあって、誰でも覗けるような部室のドアの開け具合も絶妙なんだと思う。

 

そして忘れてはいけないのが春日さんの愛おしさである。

 

言葉に表すのは難しいが芸人界でもこんなに誰からも愛される人は他にいないと思う。

 

もちろん若林さんあっての春日さんではあるのだが、逆もしかりという最高にバランスの良いコンビだ。

 

あとウーマンさんの番組が初めて聴いたラジオ番組だと何度も言っていたのだが

 

けっこー経ってからオードリーさんがブレイク直後にやっていた

 

文化放送シャンプーおじさんを何度か聴いていたことを思い出した。

 

大学生だった当時はラジオだけを聴いているのが退屈過ぎて、途中から聴くのをやめたような覚えがある。

 

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そして俺は世界一周の旅に出るために吉本を辞める決意をし

 

自分のオールナイトニッポンwも降板することになった。

 

約一年半続いた番組で、めちゃくちゃ愛着もあった。

 

それでも自分の目指す場所、求める物が変わってしまったので沢山悩んだけど別れる事を決めた。

 

最初は騙されたような形でスタートした番組ではあったが、本当にやって良かったと思っている最愛の番組だ。

 

自分の成長の場所としては勿体ないくらいの場所だった。

 

ラジオ好きなら誰もが憧れるニッポン放送のスタジオを1年半も好き勝手に使わせてもらったのだ。

 

全くラジオ好きじゃなかったから、なんとも思わずスタジオを使っていたが今は全てにおいて感謝している番組だ。

 

そんなわけで俺は吉本を辞め色々あったが世界一周の旅に出た。

 

その最中もずーっとラジオを聴いていた。

 

わざわざ日本のテレビを見る事は滅多になかったがラジオは欠かさず聴いていた。

 

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その辺りで聴くようになったのが有吉さんサンデーナイトドリーマーだ。

 

細かいことをいうと俺は2016年の春頃に吉本を辞めたのだが

 

世界一周のための準備をするには時間がかかるので

 

我慢できず吉本退社直後に3ヵ月間タイとシンガポールに行っていたのだ。

 

多分その頃にオードリーさんのラジオだけでは寂しいので他も聴いてみようと思い

 

久し振りに色々な人のラジオを聴いたりしたんじゃないかと思う。

 

そこで少しずつ聴くようになったのが有吉さんのサンドリだ。

 

ラジオは、その番組の面白さを理解するのに時間がかかる。

 

もちろん長く続いている番組は絶対どこか面白いポイントがあるのは確かなのだが

 

それを一回で見極めるのは至難の技だと思う。

 

大好きな芸人のラジオなら一発目から面白いと感じるかもしれないが

 

普通に好きくらいの芸人のラジオだと耳が慣れるまで上手く面白さを聞き取れないのだ。

 

あくまでもここに書いてあることは俺だけかもしれないと、今更だがここで断っておく。

 

そんな時に丁度時間もあったのでボーっと聴いていたら周波数が合い始めたのが有吉さんのラジオだったのだ。

 

テレビでも下世話な話の多い有吉さんだが、ラジオではもっとレベルの低い下世話な話でゲラゲラと笑っている。

 

ラジオでもギリギリなんじゃないの?という感じで

 

どちらでも下世話な話をする有吉さんだがラジオでは桁違いに下世話でそこが面白い。

 

ラジオじゃなきゃできないトークをしているという部分では、俺が聴くラジオでは有吉さんが一番ではないかと思う。

 

有吉さんの楽屋や飲み屋で芸人仲間とする会話みたいな部分が覗き見できる感じの面白さが売りのような番組だ。

 

そして毎回色々なアシスタントが出演するのだが、そこによっての当たりハズレもずっと聴いていると面白く感じてくる。

 

皮肉たっぷりながら子供のように無邪気な有吉さんの一面も魅力。

 

あとは俺が好きな番組で唯一といって良いくらいにゲスト回が面白い。

 

他の番組はゲストが出る回は馴染みの空気に入ってきた異物のようでマジで面白くないのだが

 

サンドリだけはゲスト回が毎回面白いのもポイントだ。

 

その中でもラジオで一番笑ったんじゃないかと思うのはゲストに松村邦洋さんを迎えた回だ。

 

おもしろすぎて何度も聴きたくなるので、いつでも聴けるようiPhoneに永久保存版として保存しているほどだ。

 

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そんな感じで世界一周中はオードリーさん有吉さんラジオには大変お世話になった。

 

もうすぐ長距離移動があるなとなったら二週分くらい溜めたりして、飛行機やバスや電車の中でずっと聴いていた。

 

ベトナムからアメリカ行きの43時間半の飛行機移動の最中も

 

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キューバで地獄の19時間も揺られた夜行列車の中でも

 

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俺はずーっとラジオを聴きまくっていた。

 

もちろん音楽も聴くがラジオは最高の相棒だった。

 

テレビと違い目は使わないし、耳だけで楽しめるラジオは気楽なのだ。

 

元々はラジオはオタッキーだし、映像のあるこの時代に音声のみとか時代遅れくらいに思っていた。

 

まさかそんなラジオが相棒になるとはお礼の前にバカにしていたことを謝罪すべきレベルだ。

 

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そして遂に俺が聴くラジオに新たに仲間入りを果たそうとしているニューカマーが現れた。

 

それが空気階段空気階段の踊り場という番組だ。

 

空気階段とは水川かたまり鈴木もぐらの二人からなる吉本の若手コンビだ。

 

まさかの俺の2年後輩コンビのラジオが今一番熱いのだ。

 

二人を軽く説明すると水川かたまりザコン系のクズで、鈴木もぐらガチのクズという感じ。

 

もぐらに関しては空気階段なんて芸人にも全然知られていなかった頃から

 

芸人の間でガチのクズ過ぎて噂が一人歩きしたほどだ。

 

その噂は俺の耳にも入ってきておりヤバい奴(面白い奴)がいるんだな~と存在は知っていた。

 

その辺りくらいからかネタも評価され始め、しばらくするとTBSラジオのネタコンテストで優勝してラジオ特番をやったのだ。

 

俺は知っている若手芸人のラジオが始まれば初回は大体聴いているが、その時から少し面白さの片鱗は見せていた。

 

そしてそれが評価されたのか30分の番組だが今現在3年目に突入している。

 

珍しく初回から面白かったのだが、流石に初回から毎週聴くほどではなかったので寝かせることにした。

 

芸人ラジオの初回は初々しさが強く面白いことは皆無に近い。

 

これは決して悪い事ではなく、最初なので初々しさがないとダメなのだ。

 

俺も自分の番組の初回は少しは緊張もしていたが

 

ラジオへの愛が足りないとラジオ好きに嫌われないよう、必要以上に緊張しているフリをした過去がある。

 

それを見た沢山の人から「緊張しすぎ!!」といわれたが

 

「引っかかったなバカめ!!この節穴が!!」と心の中でしめしめと思っていた。

 

そんな空気階段のラジオなのだが開始から約2年半が経過し遂に熟したようで、今とても面白いのだ。

 

借金600万で30歳を超えても素人童貞だったもぐら

 

初めての彼女へラジオで告白した話、結婚した話、子供ができ父になった話。

 

地味で卑屈なマザコン系クズのかたまり

 

号泣しながらフラれた彼女への公開プロポーズ、その彼女との復縁を黙ってた話。

 

などなど。

 

芸人の中でも少し話題になるくらい水面下で火が付きかけている。

 

とにかくラジオに人生を賭けているのがわかるほど全てを曝け出している二人。

 

もぐらが、ゴイステの峯田と仲が良かった話を隠し続けたという回が話題になったのだが

 

そこにも表れているようにもぐらはガチでクズなのには全てを認め曝け出していて

 

なぜか汚いデブなのに少しだけ男気を見せるという部分などから

 

愛すべきクズという最高のキャラを持っている。

 

かたまりは相方をボロクソに言うくせに自分の非は隠したがるのだが

 

溢れ出てしまうクズ感がまた良い味を出している。

 

さらにこの番組の面白いポイントは二人がラジオに人生を捧げすぎて

 

家族をネタにしまくり、家族関係もギクシャクしてしまったりする点だ。

 

そんな覚悟を見せられたら自然と応援してしまいたくなる。

 

ネタはシュール系のくせに隠しきれない人間味が溢れてしまっている二人なのだ。

 

先日のキングオブコントでは初の決勝進出も、まさかの最下位となってしまったが

 

全くもってスベってなかったし普通に面白かった。

 

過去の賞レースの最下位の中でも唯一、悲壮感が漂わないコンビだったように思う。

 

挨拶された事があるかくらいの関係性なのに少し先輩ズラしてしまったが

 

なんとなくオードリーさんのような最高のバランスも感じるコンビだし

 

こんなにも今後が楽しみなラジオは初めてなので頑張って欲しいと思う。

 

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というわけで勢いのまま、久し振りに6500字も書いてしまった俺のラジオの話。

 

他にもたま~に聴くラジオもあるけど、俺のラジオ観は今回紹介したラジオで構成されている。

 

最後にラジオは基本ナマモノだ。

 

しっかりとタイムリーな状況で聴かないと面白くない事が多い。

 

YouTubeで神回とかのタイトルで過去の放送がアップされていても聴いたら面白くないものが多い。

 

久し振りに自分のラジオも聴きなおしてみたけど

 

前は自分で聴いても面白いと思ってたのに今聞いたら「あれ?」っと感じた。

 

だからこそリアルタイムもしくは放送直後にどうにかして聴いてみてほしい。

 

もしハマったら最高な人生の相棒になることは間違いないから。

 

最後に

 

ワンチャンあるかと思った橋本環奈とは一度も会えないまま俺の番組は終了した。

 

ふざけんな!!

 

 

以上。

 

俺のラジオ観でした。

 

最後まで読んでくれた人ありがとう。